過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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852: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/28(月) 00:10:31.63 ID:oineO8460
……ちゅ


藍子「……へ?」


ふと、気が付くと。


未央「……あ」

私の舌先は、柔らかくすべすべした物体と、冷たく味のついた液体を舐めとる感触で埋め尽くされていた。

ほんの少し身を乗り出して、あーちゃんの口元を伝うドリンクを、彼女の唇のほんのすぐそばの場所に――私は唇を寄せていた。


藍子「…………」

ペーパータオルに手を伸ばしかけていた彼女の動きが、電池の切れたロボットのようにぴたっと止まってしまう。
私も思わず衝動的にやってしまった頭の熱がほんの少し冷えて、彼女の柔らかな口元にくっついたままの唇の処遇を頭の中で問うていた。

未央「……っ、あっ、ご……ごめん! つい……いやなんか、あーちゃん可愛いなって思ってたら、体が勝手に……!」

処遇が決まる前に、私の唇は反射的に彼女から離れた。

……な、なにをやっているんだろう、私は。
いや、さっきからずっとあんなに近くに彼女の唇があって、触れたい……って思ってたのは確かかもしれないけど、でも! こ、こんなに急にあんなことしたら、あーちゃんきっと怒って……!


藍子「……するんですか?」

未央「へ?」

藍子「あの……友達とかに、するんですか? 今みたいなこと、結構……」

あーちゃんは視線をこちらに合わさないまま、体の動きを止めたまま、そんなことをつぶやくように聞いてきた。



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