過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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887: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/06(水) 21:48:27.42 ID:bbCIMC+1O
藍子「っえ」

間違えてしゃっくりが出たかのような声があーちゃんから漏れる。
ついさっきまでキスしようとしていた、という事実がもたらす雰囲気に耐えられなかったからか。あーちゃんは顔を真っ赤にしたまま固まってしまった。

未央「いっ、いや! これ、なんかメニューにそういうふうに使う的な事が書いてあったから……!」

震える指で一本だけつまんだポッキーを震わせながら、固まったままのあーちゃんにおずおずとそれを差し出す。
いや、もう、今私がどんな表情で何を言っているのかすら自分でもよく分かっていない。ただ、自分でも耳の端が燃えるような温度になっているということは何となくわかった。

お互いがさっきまでの空気をなるべく気にしないように、と振る舞っていることがびしびしと伝わってくる。
気にしてしまうと――それこそ、羞恥心で胸がはちきれそうになってしまうから。

藍子「ぽ、ぽっきーげーむって……どうやるんでしたっけ」

未央「……えっと、私もやったことないからよく分からないけど……」

私は、頭の片隅に残っているどこかで聞いたような情報をかき集め、さっき遠ざかってしまったあーちゃんとの距離をほんの少しだけ縮めた。



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