過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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948: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/17(日) 23:04:42.19 ID:1kkS8+Qm0
彼女はゆっくりとした手つきで、テーブルの上の入れ物に入っているポッキーの束に手を伸ばし、そのまま一本だけ抜き取った。
何だろう……と私がそれを目で追っていると、次第にあーちゃんの細い指でつままれたポッキーは、静かに彼女の口元へと持っていかれる。


 ――ぱく


藍子「……未央、ちゃん」

するとあーちゃんは、手にしたポッキーをそのまま口に咥え、呟くように私の名前を呼んだ。




藍子「しませんか? ポッキーゲーム……二回目」


未央「……え?」

見れば彼女は、今にも顔が燃えだしそうなほど赤面していた。

二回目、というその言葉に、ふいに私の心臓が再びドキンと動く。
この状況であーちゃんからそんな事を言われるって事は……と考えると、一つの可能性に行き当たり、それが更に私の心臓をさっきのような熱病に侵されていた熱さへと持っていく。

彼女は私が一瞬固まってしまったのを受けてか、一つ小さく咳ばらいをすると――そのまま上半身をゆっくりと後ろに寝かせ、ソファに倒れこんだ。
あーちゃんの長く繊細な髪がソファに広がり、蠱惑的にも見えるようなポーズになる。彼女は両腕をこちらに伸ばすと、口に咥えたポッキーを静かに私のほうへと突き出した。



藍子「…………いいですよ」

藍子「……未央ちゃんの好きにして……下さい」



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