過去ログ - 【安価】七つの家で聖杯戦争RETRY【募集系】2 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】七つの家で聖杯戦争RETRY【募集系】2

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717: ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/02/04(木) 21:58:45.07 ID:xrsBENWPo

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　血の出が収まったあたりで、忠夫はゆっくりと顔を上げて、敵対する陣営の姿を見る。

　第一に思ったのは、随分とちぐはぐなコンビだな、ということだ。
　そして次に、マスターの男の奇妙な視線に気がついた。

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　　　　ｊﾊ:　¨ﾌ　　　　　　　　ノイﾊ::::::::::::::ハ!
　　　　　}　、　　　　　　　 _）/ﾉ::::::::::::{＼_　　　　　　　　　　　　　　　　　　……小動物のように怯えているんだな
　　　　ﾊ　ヽ　　　　,　　　ノィ::::::::::ﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 jハ::::}＼_,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　びくびくして、まるで子供か女のようだね
　　　　　　　　ヽ.　　　-=彡　　　　　　У!
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　　　　　　　　　　／　ﾊ　　　　　∠. ¨ 　　　}＿　　＿＿_
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　　ニニニニ' 　　 !／＿　}　　　／ニニニ7=/ニニニニニニニ}
　 =ニニニ/／/ニ∧´:.:.:.:.ｲ　　　,仁ニニニ= ﾆﾆニニニニニニニ:
　ニニ二ﾆﾆ=/ニ/　}:.:.:.:./ iﾊ　/ニニニニ/ニニニニニニニニニ|
　ニニ二ﾆﾆ/ニ/　/.:｀ヽ{ ､　} /ニニニニ/{ニニ／二二二二ニﾆ7

　嘲笑う様な言葉にではない――――そんな些末な罵詈など、彼にとっては慣れっこのことだったから――――
　忠夫がその男、陽向透のことを気持ち悪い、と思ったのは、自分に侮蔑の言葉を並べながら、
　向けている目は忠夫を慈しみ讃えているようであったからだ。

　その男の真意が侮蔑なのか、或いは――――意味が分からないが――――賞賛なのか、或いは他の感情なのか。
　まるで見当が付かない。それくらいに、彼の態度は隅々までがちぐはぐだったのだ。

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