過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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100:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/06(水) 00:39:17.62 ID:CFGBKx7zP

 さて、と。

 軽く息をついてカオルはマツリに向き直った。



カオル「えーっと、名前なんだっけ?」


マツリ「あ・・・、えっと。日向 茉莉ですっ!」


カオル「マツリ、私たちを信用するかどうかを決めるのは、ゆっくりで構わない。

     だけどその決断をするまでの間は、私たちの言うことに従ってくれ。

     カンナは本当に危険な魔法少女なんだ」


マツリ「は、はい・・・っ!」


カオル「これでいいよね、織莉子先輩?」


織莉子「そうですね・・・、もうそれでいいです」



 マツリは安心したようにほっと胸を撫で下ろす。

 なんだか格下のような扱いだけれど、ようやく自分もこの場の一員になれたような気がした。


 あすなろ市の魔法少女、牧 カオル。

 彼女もまた、美国 織莉子とは違った形の人の上に立つ才能の持ち主だった。



 織莉子のそれが『リーダーシップ』だとするなら、カオルのそれは『キャプテンシー』と呼ぶべきものだった。



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