過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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116:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/10(日) 01:32:25.02 ID:zKLz+BEyP

 幽霊街の中央の、風化した尖塔から。

 一人の魔法少女が現れた。



???「ぎゃはははははははははっ!」



 彼女はその服装と相まって。

 さながら狂気に駆られた道化のように見えた。


 織莉子と小巻は・・・、彼女を知っていた。



織莉子「あなたは・・・」


小巻「優木・・・っ!!」



 彼女は両手の人差し指をこめかみに当てて、まさに道化のようなポーズで4人を挑発する。



沙々「あっはぁ☆ お久しぶりでーす、小巻さん織莉子さぁーん!

   あなた達に追放されて、ウジムシみたいに惨めに生きてきた優木 沙々でぇーす!」



 優木 沙々。

 風魔協から追放処分を受けた『利己的な魔法少女』。

 彼女は魔獣を増やすために、平気で一般人を餌にするような外道だった。


 故に。

 織莉子が直接指名手配し、完全に縄張りを封鎖して、風見野から追放した。



沙々「可愛がってくれたお礼に魔獣の餌にしてあげますよー☆」



 マツリのソウルジェムが警鐘を鳴らす。

 知覚の魔法が、この絶望的な状況を鮮明に知らせる。



マツリ「・・・っ!?」



 沙々が杖を振りかざすと、黒い★マークの光が四方へ飛び。

 それに呼応するように、無数の白い影が亡者のように起き上がった。



マツリ「皆さん気を付けてください! ここは魔獣に包囲されてます! ものすごい数です!!」



 数え切れないほどの下級魔獣。

 それに加え、シュゲン級7体、サトリ級5体。

 そしてゲダツ級の大型魔獣が1体。


 下手をすれば都市1つ荒廃させてしまう程の魔獣の軍勢。

 魔法少女4人に対して、オーバーキルも甚だしい程の戦力だった。



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