過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/11/03(火) 23:17:45.88 ID:heb+2RdAP
さやか「アンタ・・・、まさか・・・」
ほむら「察したようね、賢いあなたは大好きよ」
さやか「正気かよ! そんなのまどかが一番望んでなかった結末じゃんか!」
ほむら「いいえ、あなたこそまどかを何だと思っているのかしら。
まどかは神になることに何の迷いもなかったと?
まどかは全ての魔法少女を救済する為に生まれた人間だったと?」
さやか「・・・っ」
ほむら「この星の魔法少女を全滅させ、円環の理を役目から解放した時、私はまどかに自分の魂を捧げる。
私の魂を糧にして、まどかは普通の女の子として未来を歩む。
そうした時、初めて私は交わした約束を果たすことができるの・・・」
おぞましい表情だった。
恍惚としていて、鬱屈としていて、愛に満ちた。
おぞましい表情だった。
さやか「滅茶苦茶だ! あんたが言ってるのは全部、自分一人の考えじゃんか!!
どこまで自分勝手なんだよ! あんたがやってることは魔女と同じだ!!」
ほむら「魔女? そんなのと一緒にしないでくれる?」
ほむら「私たちは『悪魔』、絶望よりも魔なる者たちよ」
黒い手が、さやかのソウルジェムを握り締めた。
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