過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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152:名無しNIPPER[saga]
2016/01/25(月) 00:07:20.90 ID:aSF0TdMBP

織莉子「絶対にこの列からは逸れないでください、一人でも脱落すれば私たちの負けです」


織莉子「特に小巻さん。あなたは絶対に優木さんに突撃するのをやめないでください。

     あなたが立ち止まってしまえば、たちまち私たちは包囲されてしまいます」


小巻「言われるまでもないわよ!」


織莉子「マツリさん。あなたは探知魔法の結果を、『みんなに』ではなく『私に』教えてください。

     情報の混乱は敗北に直結します。ですがあなたの探知魔法は切り札でもあります。

     あなたの探知が無ければ、一度の奇襲でこの部隊は壊滅することを心に留めてください」


マツリ「はいっ!」


カオル「私には何かないのか? 織莉子先輩」


織莉子「あなたの重要性は低いです。なので私たちの誰かが負けそうになったら遠慮なく飛び出してください」


カオル「わかりやすくて素敵だね」



 この間、およそ30秒。

 敵の包囲は既に始まっており、数多の下級魔獣のレーザーの発射準備が完了していた。

 致命的、ともすればこの間に敗北するリスクもあった30秒だが。

 とても有意義な30秒だった。



織莉子「では突撃!!」



 まるで開戦の銅鑼のように、百にも及ぶ魔獣のレーザーが一斉に放たれる。

 目も眩むほどの光と耳を劈く轟音と共に、小巻は先陣を切って駆けだした。




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