過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/03/29(火) 00:12:28.48 ID:3B/YiOSgP
肩で息する小巻が、戦斧を杖のように突いて寄りかかる。
度重なる防壁魔法の乱発により、ソウルジェムは半分以上濁っていた。
小巻(優木のやつ・・・、こんなに強かったの!?)
織莉子もまた、生傷の修復に回す魔力すら惜しいといった風の満身創痍だったが。
どうにかワイヤーフレームのような結界を展開し、沙々を捕らえていた。
沙々「う、ぐ、ぐ・・・!」
織莉子「終わりです、優木さん」
沙々「なんでだよぉ・・・なんでっ!」
沙々「なんで私が素直になると、みんな寄って集って袋叩きにするんだよ!!」
沙々「私だけが間違っているのか! 私だけが発言権がないのか! 私だけ魔法を使っちゃいけないのか!」
沙々「私だけ何も支配する権利がないんですかぁ!?」
小巻「・・・」
小巻は沙々の方から目を逸らした。
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