過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
↓
1-
覧
板
20
349
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/06/05(日) 19:17:24.81 ID:UaoAV2yRP
マツリははにかんだように笑う。
よかった。
言葉だけじゃ無理でも、お金なら少しは沙々さんの心に届いたみたいだ。
マツリ「沙々さんの言う通り、マツリはきっと長くは生きられない。
お父さんには悪いけど、このお金もたぶん使える日は来ないんだと思う」
マツリ「だから思い切って沙々さんに譲ることにしたよ」
沙々「そういうことじゃない・・・っ!」
沙々は苛立ったようにマツリの胸ぐらをつかむ。
沙々「どうして私にここまでするんだよ!
私、アンタに何か恩でも売っていたのか!?」
マツリは静かに首を振る。
マツリ「マツリはただ後悔したくないだけだよ。
マツリのせいで不幸になった人はたくさんいる。
もしかしたらマツリが魔法少女になったのは、間違いだったのかもしれないけれど・・・」
マツリ「でも、それはマツリが弱かったからだよ。
きっと魔法少女が奇跡を起こすことが間違っているわけじゃない」
マツリ「だから、魔法少女になっても辛いことばかりだったあなたには・・・、幸せになって欲しい」
マツリは笑った。
弱くても儚くても、確かに彼女は夢と希望を叶える魔法少女だった。
マツリ「それが魔法少女、日向茉莉の願いです」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
797Res/573.39 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ- -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1446558852/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice