過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:04:26.64 ID:zcjM/8iqP
仁美は押し黙っていた。
なんだか気づかない内に、自分の知る親友が、遠く離れてしまったような気がした。
いや、自分が気付いていなかっただけで。
恋敵として襷を別ったあの日には既に、
さやかはもう手の届かない場所へ行ってしまっていたのかもしれない。
だとしたら、最後にその手を払ったのは、自分自身だろう。
仁美「わかりました」
長い長い沈黙の後、仁美は口を開いた。
仁美「じゃあ、仕方ないですね」
仁美は橙色の光に温められた液体のりを、再び手に取った。
仁美「それでは急いで作りましょうか。いくら魔法といえど、卒業生を送るアーチは作れないんでしょう?」
さやか「ありがとうね」
仁美は窓の外の沈みゆく陽を眺めた。
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