過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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423:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 00:17:48.42 ID:zcjM/8iqP

 杏子は父のどこか諦めたような目を認めると、気まずそうに目線をペットボトルのラベルに落とした。



杏子「父さんはさ、やっぱり魔法って認められないのかな・・・」


佐倉神父「・・・」



 佐倉神父は、しばし押し黙る。



佐倉神父「魔法は異端だ。魔法という力は、私のような『普通の人間』の努力を否定するものだ」


佐倉神父「正直、杏子の起こした奇跡も含めて、魔法という存在は今でも受け入れられない」


杏子「・・・」



 杏子がラベルに爪を立てた。



佐倉神父「けれども」



 佐倉神父は穏やかに微笑んで、ノートパソコンを閉じる。



佐倉神父「杏子や雅さんのような素晴らしい子が活躍できるなら。案外、魔法のある世界も捨てたものではないとも思う」


杏子「!」



 杏子が慌てて佐倉神父の方を振り向く。




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