過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/20(火) 00:14:54.62 ID:+nDLbOkoP
案の定の答えだった。
想定の範囲内、というより想定のど真ん中の返答だった。
それでも、小巻は絶句せずにはいられなかった。
この余りにも無責任な道化の態度には。
小巻「アンタ・・・!」
シイラ「逆になんで私たちが人間なんて守らなきゃいけないの?」
小巻は歯軋りをする。
小巻「アンタだって・・・、アンタだって前は人間だったでしょう!
ていうか、アンタの力を食らった魔法少女だって人間になるのよ!?」
シイラ「ああ、そういやそうだったね」
逆光が差していて助かった。
小巻はこの立地の偶然のお陰で、命拾いをしていた。
もしもこの時のシイラの表情が見えていたら。
間違いなく小巻は策も勝ち目も投げ捨てて逆上し、シイラに斬りかかっていただろうから。
シイラ「けれどもやっぱり、私や魔法少女に責任はないよね。そんなの魔獣に襲われる奴が悪いんだよ」
シイラ「別にいいじゃんか。魔獣なんていてもいなくても。
壊れる奴は勝手に壊れるし、死ぬ奴はどう頑張ってもすぐに死ぬんだからさ」
シイラ「それで滅ぶ世界なら、滅べばいいんじゃない?」
小巻は、戦斧を強く強く握りしめた。
煮え滾る心とは裏腹に、頭の方は冷えて冴え渡っていく。
『雅 シイラとの和解』という選択肢が完全に消えて、むしろ小巻には迷いがなくなっていた。
小巻「理解したわ、アンタ嫌い」
シイラ「よく言われるよ」
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