過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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484:名無しNIPPER[saga]
2016/09/27(火) 00:17:57.35 ID:TkqV+fyzP


 何のことはなかった。


 シイラが改心などさせるまでもなく、あすみは既に自分の行いを悔いていて。

 むしろ改心に近づくほどに、罪悪感と劣等感に押しつぶされていて。

 目線の高さが違い過ぎて、あすみの葛藤なんてシイラにはちっとも伝わっていなくて。


 なんとも笑えることに。

 一番あすみを追い詰めていたのは、他ならぬシイラだった。

 小さくて弱い者の気持ちを理解しないまま、ずっと幸せになることを強要していたシイラ自身だった。



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