過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/11/03(火) 23:01:47.17 ID:heb+2RdAP
ほむら「もちろんそれ相応の犠牲が必要だし、それが出来るのかどうかはあなた達次第だけれど」
杏子「あー、そうかい。素敵なアイディアだね、ついでにその犠牲はアンタがなってくれよ」
ほむら「もちろん、然るべき時が来たらちゃんと私が贄になるわ」
杏子「・・・それはいつだ?」
ほむら「魔法少女が全滅して、円環の理が必要なくなった日」
杏子「もういいや、それ以上アンタの話は聞きたくねぇ」
一呼吸を置き、金色の魔法少女が悪魔へ騎兵銃を向ける。
先ほどの言葉で生じた僅かな動揺は、すでに消え去っていた。
マミ「暁美さん、悪いけれど。今、私の胸にあるのは後悔じゃなくて誇りよ」
マミ「みんなを守る為に、みんなの希望の為に、ずっと戦ってきた魔法少女としての誇り。
戦いの中にあるのは希望だけではないでしょうけど、魔法少女がみんな後悔ばかりしているわけでもない。
多くの魔法少女が積み重ねてきたその誇りを踏みにじることは許せないわ。先輩として」
ほむら「それは強がりではないの?」
マミ「ええ、強がりよ。でも強がりでも、強情でも。あなたがやろうとしていることを認めるわけにはいかない。
さもないと、たくさんの魔法少女の祈りや希望が、全て曖昧になってしまうから」
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