過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/03(火) 23:03:34.22 ID:heb+2RdAP


 悪魔は今までずっと黙っていた魔法少女に目を向ける。
 最後の魔法少女は、その闇よりも深い視線に怯えながらも、それでも震える我が身を奮い立たせる。


なぎさ「なぎさは・・・ほむらに感謝しています。
     なぎさは魔法少女になってからも、あんまりいい思い出はありませんでした。
     ほむらは、そんななぎさにもう一度身体をくれました。
     いっぱいいっぱい感謝しています・・・」

なぎさ「でも・・・それでも。なぎさはマミと一緒がいい。
     ほむらの世界にマミがいないなら・・・やっぱりなぎさはほむらと戦います」

ほむら「そう、じゃあやっぱり私達は分かり合えないわね」


 悪魔はふと顔を上げ、自嘲的に笑う。
 その瞳は夜の天蓋の上の、天の川銀河の更に上の、宇宙の最果てを見つめていた。


さやか「そーいうこった! あたし達は戦うよ、ほむら!」


 さやかが悪魔に剣を向ける。
 その目にはすでに迷いも恐れもない。
 迷いの無いこの魔法少女は、強い。それは悪魔が身をもって知っていた。


さやか「でもまー、知り合い以上友達未満のあんただし! 四対一でボコボコにするのは流石に気が咎めちゃうよ!
     今から降参するなら平和的に話し合いで解決してあげなくもないけど?」

ほむら「四対一・・・。いいえ、四対四よ」

さやか「は・・・?」

ほむら「あなた達は気づいていないようだけれど――」

なぎさ「!! みんな、すぐに離れてください!」


 黒い3つの影が急襲してきた。


ほむら「悪魔はあと3人いる」



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