過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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65:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 23:29:52.30 ID:BmRUECC0P

ほむら「・・・」


ほむら「ふふふ・・・」


まどか「?」


ほむら「ありがとうは、私の方こそ・・・」



 ほむらは必死で涙を堪えて、まどかの言葉にエールを返す。

 それでも涙は堪え切れなくて。

 潤んだ瞳を見たまどかが、「こんなことで泣いちゃうなんて、かわいい子だなぁ」などとのん気な勘違いをしていた。



ほむら「私はね、ずっとひとりぼっちだったの。

     あなたの前では『カッコいい私』を演じているけれど。

     本当の私は・・・根暗で、ノロマで、臆病で、ひどく役立たずで」


まどか「そんなこと・・・」


ほむら「だから色んな人に疎まれたり、恨まれたり、敵対されたりして・・・。

     それで、本当はあなたに会うまでずっとひとりぼっちだったの」


まどか「ほむらちゃん・・・」


ほむら「だから、本当にあなたには救われた。

     「自分は死んじゃった方がいい」なんて思ってた私を、あなたが変えてくれた。

     私と友達になってくれて、ありがとう、まどか・・・」


まどか「・・・」



 まどかは、そっとほむらに抱きついた。

 あの叛逆の夢の中の、優しい抱擁のように。



ほむら「!」


まどか「えへへ、転校してきた日の仕返し」


ほむら「まど、か・・・」


まどか「じゃあ、これからいっぱい楽しい思い出を作ろう」


まどか「私、ほむらちゃんのこと何にもわかんないけど。

     私にとってほむらちゃんは憧れの人だから、なんでそんな風に悩んでたのかなんて全然わからないけれど」


まどか「それでも、私が一緒にいて喜んでくれるなら。

     私はずっとほむらちゃんの傍にいるよ。

     私はあなたから離れたりしないから、これからずっと友達でいよう」


ほむら「ええ、ええ・・・。ありがとう」


ほむら「私の最高の友達・・・!」



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