過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/13(日) 23:29:52.30 ID:BmRUECC0P
ほむら「・・・」
ほむら「ふふふ・・・」
まどか「?」
ほむら「ありがとうは、私の方こそ・・・」
ほむらは必死で涙を堪えて、まどかの言葉にエールを返す。
それでも涙は堪え切れなくて。
潤んだ瞳を見たまどかが、「こんなことで泣いちゃうなんて、かわいい子だなぁ」などとのん気な勘違いをしていた。
ほむら「私はね、ずっとひとりぼっちだったの。
あなたの前では『カッコいい私』を演じているけれど。
本当の私は・・・根暗で、ノロマで、臆病で、ひどく役立たずで」
まどか「そんなこと・・・」
ほむら「だから色んな人に疎まれたり、恨まれたり、敵対されたりして・・・。
それで、本当はあなたに会うまでずっとひとりぼっちだったの」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「だから、本当にあなたには救われた。
「自分は死んじゃった方がいい」なんて思ってた私を、あなたが変えてくれた。
私と友達になってくれて、ありがとう、まどか・・・」
まどか「・・・」
まどかは、そっとほむらに抱きついた。
あの叛逆の夢の中の、優しい抱擁のように。
ほむら「!」
まどか「えへへ、転校してきた日の仕返し」
ほむら「まど、か・・・」
まどか「じゃあ、これからいっぱい楽しい思い出を作ろう」
まどか「私、ほむらちゃんのこと何にもわかんないけど。
私にとってほむらちゃんは憧れの人だから、なんでそんな風に悩んでたのかなんて全然わからないけれど」
まどか「それでも、私が一緒にいて喜んでくれるなら。
私はずっとほむらちゃんの傍にいるよ。
私はあなたから離れたりしないから、これからずっと友達でいよう」
ほむら「ええ、ええ・・・。ありがとう」
ほむら「私の最高の友達・・・!」
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