過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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66:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 23:31:14.37 ID:BmRUECC0P

 どれだけ長い間、抱き合ったのだろうか。

 10分なのか、1時間なのか。


 終わりはお互いに、「もういいよね?」という風に。

 遠慮がちに離れた。


 もっとも、ほむらにとってこの瞬間は、10分だろうが1時間だろうが。

 幾星霜の平行世界渡りにも匹敵するほど長い時間だったのだが。



まどか「もう日暮れだし、帰ってもいいかな?」


ほむら「そうね、引き止めてごめんなさい」


まどか「えへへ、いいよ。せっかくの春休みなんだから」



 さっきのやり取りが気恥ずかしいのか、まどかはそそくさと身支度を整えると。

 慌てて鞄を肩に掛けた。



まどか「じゃあ、またね」


ほむら「ええ、またね」



 「またね」。

 なんて素敵な言葉なんだろう。



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