過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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69:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 23:36:05.06 ID:BmRUECC0P

 ほむらはシイラの瞳を覗く。


 シイラの瞳の奥に渦巻いている感情は、紛れもなく自分と同じ『愛』だったが。

 自分のそれとは、大分性質の違うものだと薄々感じていた。


 それでいい。

 多様性が保たれなければ、自分以外の悪魔が存在する意味がない。



シイラ「どーするのかな、ほむらちゃん?

     隠蔽するにしても返り討ちにするにしても、そろそろ大掛かりに動かないとマズイよ?」


ほむら「シイラ・・・あなたはどうしたいの?」


シイラ「実はさぁ、もう完成してるんだよね、私のトバリ」


ほむら「・・・」



 その言葉を聞いて、ほむらは思う。

 とうとうこの日が来てしまったか、と。



 今日この日より、この世の全ての魔法少女の祈りは、無価値な空想になってしまった。



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