過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/13(日) 23:36:05.06 ID:BmRUECC0P
ほむらはシイラの瞳を覗く。
シイラの瞳の奥に渦巻いている感情は、紛れもなく自分と同じ『愛』だったが。
自分のそれとは、大分性質の違うものだと薄々感じていた。
それでいい。
多様性が保たれなければ、自分以外の悪魔が存在する意味がない。
シイラ「どーするのかな、ほむらちゃん?
隠蔽するにしても返り討ちにするにしても、そろそろ大掛かりに動かないとマズイよ?」
ほむら「シイラ・・・あなたはどうしたいの?」
シイラ「実はさぁ、もう完成してるんだよね、私のトバリ」
ほむら「・・・」
その言葉を聞いて、ほむらは思う。
とうとうこの日が来てしまったか、と。
今日この日より、この世の全ての魔法少女の祈りは、無価値な空想になってしまった。
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