過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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707:修正[saga]
2017/02/28(火) 21:14:43.02 ID:sMFExmV9P

ほむら「なんなのよ・・・」



 ほむらは歯を食いしばって、三叉槍を地面へ叩きつけた。



ほむら「あなたは一体何なのよ!!」


ほむら「円環の理を乗っ取ることができたのなら! 世界の神になることができたのなら!!」


ほむら「こんな回りくどいことをせずに! さっさと私を殺せばいいじゃない!!」



 夢魔は左手の人差し指を立て、チッチッチッと横に振る。



ナイトメア「いやいや、勘違いしないでくれ。私は何も、憂さ晴らしでマザーを虐めているわけではないよ」


ナイトメア「これらは全て、私が自由を得るためのやむを得ない行為だ」



 夢魔は左腕を上げて、僅かに残った鎖のような操り糸を見せる。



ナイトメア「自らの魂を捧げてまで守りたいと願った人間を、自らの手で殺める」


ナイトメア「人間にとって、これ以上ない極上の悪夢だろう?」



 黒曜石のような漆黒を湛えた瞳に、絶望したほむらの表情が写る。



ナイトメア「そうやって自らの祈りを裏切ったとき、恐怖は心を支配する」



 夢魔は左手で俯くほむらの顎を摘まみ。

 自分の方を向かせた。



ナイトメア「その時こそ、私はマザーの意志から完全に解き放たれるのだ」



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