過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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742:名無しNIPPER[saga]
2017/04/06(木) 23:51:36.03 ID:m0mJtvRMP

『これ、本当に通じてんの?』


『どうでしょうね、確認のしようがないわ』



 聞きなれた、声が聞こえた。

 繰り返してきた一ヶ月の中のそれよりも、ずっと大人びていたけれど。

 確かに何度も何度も話していた、あの人達の声が聞こえた。



『どっちでもいいのです! しかし暁美氏は今どん底にいることだけは間違いねーです!』


『ならば、通じていようとなかろうと! 全力で呼びかけるのが友人の務め!!』



 この声は聞きなれていないものだった。

 どうやら向こうは、自分のことを友人と呼んでくれているみたいだけれど。



『それもそうだね、じゃあ張り切っていってみよう』


『よっす、ほむら。久しぶり』



 一呼吸おいて。真っ直ぐな声が語り掛けてきた。



『10年後の私達だよ』



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