過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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747:名無しNIPPER[saga]
2017/04/07(金) 00:01:29.28 ID:e3lekJl7P

 声は途切れ、ほむらは闇の中に再び一人残される。

 ほむら小さく笑い、立ち上がった。


ほむら「素晴らしい未来ね」


ほむら「待ちきれないわ」



 ほむらが歩き出すと、輪になっていた子供たちは一斉に散り散りになる。

 子供の一人が恨めし気にほむらを睨みつけた。



レイケツ「そんなのただの幻聴だよ、私が望む言葉が都合よく再編集されているだけ」


ほむら「かもね」



 一歩、一歩。

 ただ前へ。



オクビョウ「またやるの? また繰り返すの? やめときなよ、また傷付くだけだよ」


ほむら「繰り返しは、もうやめたわ」


ほむら「過ぎたことには拘らない。私もいよいよ、未来で生きていかなければならない時が来た」


ミエ「あれだけの無様を晒した私が、誰かから受け入れてもらえると思う?」


ほむら「わからない、けれど応援してもらえた」



 ほむらは、振り返り。

 子供たちを見つめた。



ほむら「だから私はまず、私自身を受け入れるわ」


ほむら「私の中に戻ってきなさい、あなた達。醜い部分も駄目な部分も、これからの私には、全部必要なものなのだから」


ほむら「あなた達が必要なの、助けてくれないかしら」




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