過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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757:名無しNIPPER[saga]
2017/04/10(月) 00:27:21.48 ID:Lq+GZ2ZNP

ほむら「・・・」



 夢魔は引き金を引けなかった。

 ダークオーブを一瞬で焼き尽くすほどの威力を持った粒子砲は、エネルギーを充填したまま静止していた。



ナイトメア「な・・・、なぜ、だ・・・!」


ナイトメア「なぜ身体が言うことを聞かない!?」


ほむら「簡単な理屈よ」



 ほむらは静かに言い放った。



ほむら「私すら碌に支配できなかったあなたが、鹿目さんを支配できるわけがない」


ナイトメア「!?」



 夢魔の制御を失った腕が、砲門を自らのこめかみへ押し当てた。



ナイトメア「なっ!? 馬鹿な・・・、何をするつもりだ円環の理!!」


ほむら「見ればわかるでしょう」



 銃口を自らのこめかみに当てる。

 その行為が意味することなど、1つしかない。


 ほむらの世界が崩れていく。

 魔獣もインキュベーターもいない、ソウルジェムも濁らない。

 そんな魔法少女達の桃源郷が消え去っていく。



ナイトメア「ふ、ふざけるな! 何を見ているのだマザー! さっさとトバリの崩壊を止めろ!」


ナイトメア「貴様の世界を維持したいと、早く願うのだ!!」


ほむら「その必要はない」



 ほむらは手を拳銃の形にして夢魔へ向ける。

 これで夢魔は、2つの銃口を向けられることとなった。



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