過去ログ - やはり俺では青春学園ドラマは成立しない 2
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名無しNIPPER
2015/11/04(水) 15:27:08.33 ID:ez7sk1RJ0
そして約束の日曜日、陽乃は早くも後悔していた。
陽乃「………………ねぇ、その服何なの?」
八幡「………………えっと、ダサいっすか?」
陽乃「 死 ぬ ほ ど ダ サ い ! 」
思わず『仮面』が剥がれそうになるくらい怒った。いくらなんでもこれはない。色褪せたジーパンにヨレヨレの白いシャツ、そしてまさかの白のジャージ。シャツとジャージにプリントがあろうと、フォローになるはずがない。他にも柄の濃い靴下、履き潰したスニーカー、明らかに整髪剤の使われていない髪。
例えるなら…………部屋着のままコンビニに行くオタク。
これじゃあ精一杯着飾ってきた陽乃の方が恥ずかしい。
陽乃「とりあえずさあ、比企谷くん。お金持ってる?」
八幡「六千円くらいあr――」
陽乃「うん分かってた。お金出してあげるから君の服を買おう。拒否権ないから。あといきなり怒らせた罰として、今日は今後一切口答え禁止ね」
八幡「……了解」
大して悪びれもしない返事を返す八幡。当然だ、彼はわざと着飾っていないのだから。
当日に何をするか、陽乃の他に人が来るのか、そもそも八幡は予定の詳細を聞いていなかった。八幡はそこにつけこみ、デートかどうか未確定なことをいいことに地味めの服の選び方をした。
もちろんやろうと思えばそれなりの着飾り方をできたはずなのに、嫌いな相手との約束でわざわざ服を選んだり、小町に相談したりするのは八幡からすれば面倒でしかない。
八幡からすれば、陽乃を喜ばせることに得を見出せない。だから陽乃の容姿を褒めることもしなかった。
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