過去ログ - 伊達みきお「あれがヒーロー認定試験会場か?」
1- 20
17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:23:49.55 ID:2veGJAXJ0
富澤「や、やべぇぇ!こっちに近づいてくんじゃないすか!」

伊達「アイツめちゃくちゃでけぇんだよ……もう逃げるとか無理だって……」

(大の男二人が抱き合って震え上がる、非常に見苦しい構図)
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:33:11.84 ID:2veGJAXJ0
(激しい戦闘が繰り広げられる音と光)

伊達「ど、どうなんだ?何か苦戦してるように見えっけども……」

富澤「いや、あれを見てくださいよ!」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:40:32.59 ID:2veGJAXJ0
(もうもうと上がる埃と、瓦礫の崩れる音)

富澤「あ、あいてててて……すげー威力だった……さすがにやったっすかね!」

伊達「いや……無理だ」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:47:17.73 ID:2veGJAXJ0
富澤「逃げましょう!もう今度こそ逃げるしかないっす!」

富澤「サイボーグさんにアイツが気を取られてる今なら、なんとか逃げられるかも!」

伊達「な、何言ってんだおまえ!それでもヒーロー協会の人間かよ!?」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:50:04.60 ID:2veGJAXJ0
富澤「確かにオレ、”元”はヒーロー協会の職員でしたけど……」

富澤「ネトゲのやり過ぎで仕事おろそかになって解雇されちゃって……今はただのプーなんす」

伊達「えええええ!?」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:20:20.34 ID:2veGJAXJ0
(巨大な何かが移動する音)

富澤「アイツ、サイボーグさんにトドメ刺す気で近づいてる!サイボーグさんがやられたら次は俺らの番ですよ!だから早く逃げ……!」

(頭を抱えていた伊達が、ゆっくりと身を起こす)
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:41:38.44 ID:2veGJAXJ0
富澤「一体何してんすか!やめましょうよ!」

伊達「うるせぇ!そりゃあ、オレの力じゃアイツに傷一つ付けることもできねーだろーけどよ」

伊達「アイツの注意を引きつけて、サイボーグさんが回復する時間を稼ぐぐらいはできるかもしんねーだろ」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:43:34.36 ID:2veGJAXJ0
富澤「ここには誰もいねーんだぞ!助けてくれるヒーローどころか、アンタの戦いを見届けてくれるメディアも来てねえ!応援してくれる一般市民ですらいねえんだ!」

富澤「アンタが命を懸けたって、誰も認めちゃくれねぇ!ただの犬死だって言ってんだよ!」

富澤「こんなとんでもない怪人の相手は、他のS級ヒーローとかに任せとけばいいじゃねーか!」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:50:52.99 ID:2veGJAXJ0
伊達「なぁ、富澤さんとか言うのか…?」

(静かな口調で話し出す伊達)

伊達「ヒーローって、そういうんじゃねーって思うんだよ」
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 22:04:49.33 ID:2veGJAXJ0
伊達「ああん?いい加減にしろよ、もう時間がねぇんだって!」

富澤「そうじゃないですよ」

富澤「あんたみたいなデブの鈍足じゃ、アイツに近づく前に踏み潰されるだけ。時間稼ぎにすらなりゃしませんって」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 22:09:57.88 ID:2veGJAXJ0
伊達「コンビって……んな事したらおまえだって逃げられねーだろうが」

伊達「おまえが言ったんだぞ。絶対に死ぬって」

富澤「っはぁぁー……」
以下略



58Res/31.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice