過去ログ - 提督「手動充電機」
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122:充電:0%『やっぱり、提督なのです』[saga]
2015/12/11(金) 12:59:47.22 ID:Ib5U1gmKO
>>119

レ級「シカシ……」

 自分達は深海棲艦だ。人類の敵だ。沢山殺した。沢山殺された。相容れるのは難しい。まだ初だった北方棲姫とは違う

 しかし、水上を駆け水面を揺らし、降り注ぐ弾幕を掠りさえせず一直線に接近してきた少女は言う

電「だからこそ。電達は失った全てのために終わらせるのです」

 電だった。本営直属第一艦隊所属にして捕虜の提督の大切な存在。電は抱き合う二人を見つめ、「浮気なのですか?」と、笑う。目が笑っていなくても笑顔と言えるなら。だが

提督「待て。安心しろ! 俺の単装砲の照準は電にしか向かない!」

 短早砲だった気がしたが、電は「あとで詳しく聞くのです」と言うと、提督を引き剥がし、レ級の涙を拭う

電「人間も沢山失いあったのです。でも、今は共存出来ているのです」

 だから。と、電は続ける

電「電達もきっと、それが出来るはずなのです」

 電の笑みに控え目に頷き、差し出された手を取る。まだすべてが終わったわけではない。これからがきっと大変だ

 けれど。きっと大丈夫だ。そんな安心感を電と戦艦レ級の繋がれた手に。そして、何かを忘れ肌色をさらけ出したままの電のスカートの中に、提督は感じた

提督「電……今日はノーパンなんだな」

 誰かが居なくなったせいなのです!という言葉とともに頬に激しい衝撃を受け、提督は気が遠くなるのを感じながら笑う

提督「そうか、俺が。俺こそが……電のパンツだったのか……」

 レ級は意味が解らなかったが、それだけは違うと確信できた


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