20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/06(金) 00:25:46.17 ID:THzsQ2GAO
もうもうと上がる土煙の中、男の前にかませは現れた。
かませ「……」
かませ「どうして俺がこのコンクリートが降ってくる中、無傷なのか気になるか?」
かませ「いや、無傷じゃない。ちょっと大きめな破片が背中に当たってな。かなり痛かった」
かませ「――柱の周りは比較的安全なんだ。俺の能力は建物の天井を問答無用で吹き飛ばす能力。これを逃れるには……余り動かない方が良いんだ」
かませ「姿勢を低く……頭を守る。これで少しは自分の身を守れる」
かませ「支柱の周りを構成する天井の面積は、支柱を上の階へ伸ばす為に少なくなっているだろう」
かませ「しかし……お前は俺から逃げようとして支柱を離れた」
かませ「だから巨大な瓦礫に阻まれたんだ。逃げ場もない」
男「」
かませ「死んでるやつに何言っても無駄か」
男は俯せのまま、かませの話を聞いた。頭は巨大なコンクリート片に押し潰され、今、赤黒い大きな水溜まりができたところだ。
【男:死亡】
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