45:名無しNIPPER[saga]
2015/11/07(土) 00:15:57.93 ID:lQGJ8Z8D0
みっかまえ
ボス「ターニャ。私はまだ幼くして孤児になった彼女を彼女の双子の妹ソーニャと一緒に引き取り面倒をみてきた」
ボス「ターニャはソーニャをさしおいてメンバーの中で指折りの人材だった。彼女に仕事をさせれば間違いはなかった。ちょうど君のようだな」
ゴルゴ「…」
ボス「ハハハ、失礼。あんたと比べるのは流石に無理があったよ」
ゴルゴ「…続けてくれ」
ボス「そ、そうだな…いつの日からか、ターニャはよく私に意見するようになった。こんなやり方ではいけない、そんなことで組織がうまくいくとは思えない、と」
ボス「ある日他のメンバーを何人か引き連れて私を殺しにきた。その時うちのもんの攻撃を受けて死んだと思っていた…」
ボス「だがターニャは生きていた。昨日、ターニャがある男と二人で会話しているところを部下が発見し、連絡をしてきたのだ」
ゴルゴ「その男が…」
ボス「ああ、その写真の男だ。部下が二人の会話をこっそり録音してくれていてようやく分かったのだが…奴は今うちの組織と敵対している組織の幹部で、奴がターニャに私に反発するよう仕向けていたのだ…」
ボス「奴はターニャを使ってうちの組織を潰し、うちのヤマをそっくり持っていくつもりなのだ!どうやら組織を潰したあとでターニャとその山分けもするつもりらしい…」
ボス「頼む!奴を…奴を殺ってくれ!私はきっとまたターニャに狙われるだろうが…ターニャには手をださないでくれ…もうターニャを傷付けたくはないのだ…」
ボス「さっき言った部下には口止めしてうちのもんにもターニャが生きていたことや奴と通じていたことは絶対に知らせないようにしてある。知ればやつら、きっとターニャを殺そうとするだろうからな」
ゴルゴ「本当にそれでいいんだな…?」
ボス「私は殺されても構わない…だが、奴はターニャを丸め込み私達が築き上げたものを奪い取ってしまうつもりなのだ…奴だけは許しておけぬ…」
ゴルゴ「…そいつの殺害を俺に依頼するのはなぜだ…」
ボス「あいつは強い…そこらへんの仕事屋じゃ太刀打ち出来まい…もちろんうちの組織のやつらにも、ターニャでさえも敵わないだろう…あんたにしか頼めない」
ゴルゴ「分かった…やってみよう…」
ボス「おお!!引き受けてくれるか!!報酬は30万ドル、しっかりとあんたの口座に振り込んでおこう…」
ゴルゴ「入金が確認され次第、仕事にとりかかる…」
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