過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/11/10(火) 19:10:06.89 ID:PFgiH+cl0
マシン王「フィンガーミサイル!」ドシュドシュドシュドシュ
魔女「ふん。撃ち落とせ、インフェルノ!」ヒャボボボ ドドーン
マシン王「ダークビーム!」ビビビビビビ
魔女「当たるか! トールハンマー!」ヒョイ バリバリバリズドーン
マシン王「うおお!」グラッ
魔女「もう一丁! トールハンマー、からのインフェルノ!! ついでにメテオフォール!!」ヒューンヒューンズガガガガー
マシン王「ぐはっ!!」ドドドドーン
魔女「どうした、張り合いがないぞ? キサマ、あまりにも鈍重すぎる。もしやわざわざワシに、その首差し出しに来たのか? 殊勝だな」カッカッカ
マシン王「ギュォォォォォン! お見それしましたよ、魔女様。もはやお父上を遥かに超越している。その力を得るために、どれほどの犠牲を払いましたかな?」
魔女「キサマには関係なかろう。死を知らぬデク人形には分からん覚悟だ」オーラドシュー
マシン王「……ふっ。ならこちらも、切り札を切らせてもらいましょうか」
魔女「また軍団長のメカ怪獣でも出すのかの?」
マシン王「……聖剣よ!」ペカー
魔女「なんだと!? その輝き、まさか!!」
マシン王「そう! これはまさしく本物と寸分違わぬ聖剣!! しかもワタシ専用に調整した特注品、それが二本!!」ペカーペカー
魔女「わずか数日足らずで……しっかりせんかい、伝説の聖遺物!!」
マシン王「ギュィィィィン! もっとも、魔剣と妖刀のデータがあってこその業ではあります。しかし!」ラピットストリーム
マシン王「これの意味するところは、もはや聖剣の伝説はアナタ方の希望ではなく、絶望の象徴となったということです!!」ラピットストリーム
マシン王「悔しいですか? 憎らしいですか? いいでしょう、もっともっと絶望なさい!! そして知るのです、圧倒的な――」
兄「不意打ちダブルハンマー」ボカッ
マシン王「ほげっ!! な、どうやってこの高さまで!?」タンコブー
エルフ騎士「私が放り投げた!」エッヘン
マシン王「なんですって!? 屍鬼王、戦闘中になにをさせて――」
屍鬼王「」チーン
マシン王「マジ使えませんねアナタ!!」
兄「」シュタッ
兄「ちっ、あのデカブツ。ヒーローアイテムを量産しやがって。だがそれ以上に気になることがある!!
てめえ! 妹は無事なんだろうな!!」
マシン王「妹? 勇者様の事ですか? ギュィィィィン!」
兄「何がおかしい!?」
エルフ騎士(あれ、笑い声なんだ……)
マシン王「彼女なら、ワタシのラボラトリで丁重に保管していますよ。なにしろ、聖剣のコピーには不可欠な人材ですからねえ!」ギュィィィィィン
兄「んにゃろう……」
魔女「……勇者兄、エルフ騎士。キサマ、先に行け!」
兄「え?」
魔女「ここは任させろと言うておる! もはや敵は邪神と、せいぜいいても魔剣士ぐらいなものだろう!
こやつをスクラップにしたらすぐに行く。露払いを頼むぞ」サムズアップ
エルフ騎士「魔女殿……。兄殿、ここは!」
兄「分かってる! 上手くやれよ、魔女!」サムズアップ
オイ、バイクドコダ? タシカ アッチノホウニ
マシン王「信頼、友情。大変結構ですが、少しワタシを見くびりすぎではありませんか?」
魔女「いや、妥当だろ」フンゾリ
マシン王「……シャクに障る小娘だ!」
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