過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/11/12(木) 09:23:19.51 ID:u/8tBF1J0
エルフ騎士「その笑い声!」ヤッパヘンダ
マシン王「いらぬことをペラペラと! 廃棄処分にしたハズが、まだ動いていたとはな。腐っても魔王か。
もっとも、その人格もたった今消去した!」ギュィィィィィン
邪神「それはいいけどよ、マシン王。謀反の現場を俺に抑えられてんだぜ、おめえ。隠れてなくていいのかい?」
マシン王「ギュォォォォン! もはやその必要は無いのです、邪神様!
さあ、目覚めるのです!! ワタシのワタシによる聖剣軍団よ!」パッチン
カプセル「」イッセイニクパァ
コピー勇者軍団『ぎ』
コピー勇者軍団『ギュィィィィン!』ペカー
邪神「壮観だねえ、こいつは」
エルフ騎士「くっ……悍ましい、一人でもやかましいあの笑いがこの人数……」ヒィフゥミィ タクサンイル
コピー勇者軍団『おはようございます、邪神様。我々は今、この時より『聖剣王』を名乗らせていただきます。
さあ! かつて我らの住む世界を侵略し、滅ぼした罪! 死をもって贖うのです!!』
邪神「こいつぁ面白え! 久しぶりに楽しめそうだぜ!」
聖剣王『そんな余裕はありません。この聖剣王は一体一体が聖剣の勇者と同等、あるいはそれ以上の戦闘能力を持つのです。
加えて並列化された思考による連携戦闘。我らこそ、無敵のレギオン!』
エルフ騎士「おい、その前に一つ聞かせろ、さっきの話だ!」
聖剣王『なんですか?』
エルフ騎士「四貴皇を倒したという勇者様は、本物か? それともお前たちなのか?」
聖剣王『彼女は本物ですよ。必要なデータは揃ったのです、死にかけの少女はもう用済み』
エルフ騎士「死にかけとはどういうことだ!?」
聖剣王『ギュィィィィン! 簡単なことです、彼女の肉体は聖剣によって完全な兵器と化した。邪神を殺す剣に!
が、代償として寿命のほとんどを失いました。仮に邪神を倒しても、それまでの命でしょう。
神々の王も酷いものを創りましたねえ、ギュィィィィン!」
エルフ騎士「そうか。じゃあ、私は失礼する」ダット
邪神「おいおい、戦ってかないのか?」
エルフ騎士「お前たちのどちらにも加勢する理由がない。生き残った方を倒し、世界を救う。それまでだ」ダダダーッシュ
邪神「ドライだねえ。……ま、いいや。んじゃ、遊ぼうぜ聖剣王さんよ!」
マシン王(魔王)「では、ワタシは下がらせていただきます」
聖剣王A「よろしければリペアリングしますが?」
マシン王「必要ありません。ワタシはワタシで、もう一つの憂いを断ちに行きます。ご武運を」
聖剣王A「自分に激励されるというのも妙な気分だ」
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