過去ログ - 兄「伝説の剣を引き抜きに来たら妹に先越された……」
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98:名無しNIPPER[saga]
2015/11/10(火) 08:53:07.71 ID:PFgiH+cl0

エルフ騎士「偵察隊、定時報告が遅れているぞ!

 整備班、武装の整備状況は!? 間に合わないなら、兵士本人にも手伝わせろ!!

 警官隊! 周辺地域の民間人の搜索と退避状況はどうなっている!!」

兄「エルフ騎士さーん!」ブロロロロロロ

魔女「待たせたな!」ピョン

エルフ騎士「来てくれたか!」

兄「あれ? エルフ騎士さんって、確か部隊長じゃなかった? なんで司令官やってんの?」

エルフ騎士「よく分からんが、前任の司令官が戦死したあと、なぜか成り行きで……」

兵士A「勇者様と一時的にとはいえパーティを組んでいたのが評価されたのであります!」

兄「そうなんだ。不謹慎かもしれないけど、出世おめでとう」

エルフ騎士「あ、ああ。ありがとう。そっちも、傷の具合は良さそうだな」

兄「おう! もう跡形もないぜ!」ピラッ

エルフ騎士「見せなくていい! ……おい、本当に傷跡もないぞ!? かなりの重症じゃなかったか!?」

兄「鍛えてますから」

魔女「いや、勇者殿の魔法のおかげだろ? ……で、敵は?」

エルフ騎士「依然として一定のペースで進行中だ。そのペースがかなり遅いのが救いだが……。

 なんどか邪竜や魔獣の偵察隊を撃退しているが、互いにこれといった被害はなしだ」

魔女「深追いする方が危険だ、決戦まではそれがいい」

兄「今更だけど、和睦ってやっぱ無理?」

エルフ騎士「この世界の住人全てが奴らに忠誠を誓えば、運がよければ可能かもしれないな」

兄「じゃあダメか。なんか作戦は?」

エルフ騎士「色々と考えてはいるがな。消耗戦は避けられない。

 というか、西の渓谷まで戦線を下げる頃には、どう計算しても三割以上が壊滅する……」ドヨーン

兄「戦争前なのにもうお通夜ムードかよ。指揮官が暗い顔してちゃダメじゃね?」

エルフ騎士「わ、分かってはいるんだが……はぁぁ」

魔女「かぁ〜っ! ほんっと暗いのう。しゃきとせんかい!」


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