過去ログ - ちひろ「お金しかない」
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6: ◆d0hZ1USyYNJW[saga]
2015/11/09(月) 00:13:16.86 ID:AV9UBOl30
この時の私はあなたに惚れていたのかもしれませんね。
結構2人で長い時間過ごしたし、おかしくないことですよね。
だから私はあんな提案をしてしまったのでしょう。
あの時の私は、本当に馬鹿で愚かで、どうしようもない人だと思っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P「ちひろさんが乃々の代わりになる…?それってつまり」

ちひろ「私がその重役さんに抱かれればいいんです。乃々さんを要求されたみたいですが、ようは満足させてしまえばいいんでしょう?」

そういって千川さんは微笑んで見せた。
強がりだ。
この笑顔は作り物だ、仮面だ。

僕は自分が鈍感なやつだとは思っているが流石にわかる程の仮面だ。
それほど歪で、無理くりはめたような、上下逆さまに装着したかのような、そんな強烈な違和感を放つ、異彩な仮面だ。

P「しかしそんなことしたらちひろさんは…!」

ちひろ「いいんです!私だってもう大人です…初めてって訳でもないですし、事務所のためですから文字通り一肌脱げますよ!」

あえて気丈に振舞っているに違いない。
止めなくては。
しかし、止めてどうなる?
止めてどうにかなる?
僕はどうすればいいんだ。

ちひろ「その重役さんの連絡先を教えてください。あとは私がやりますから…」

それから先の事はあまり覚えていない。
ちひろさんの提案を受け入れた自分の罪悪感、はたまた何もできない自分の情けなさ、もしくはその両方か。
それらに押し潰されない為に、僕は忘れたのだろう。



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