過去ログ - 【ゆるゆり】BAR Funamiの日常
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/09(月) 00:43:17.72 ID:Ms5wpsxYo
京子「いやっ、からかうっていうか……違くて……!」あたふた

結衣「何言ってんだよ、完全にからかってたろ」

京子「いやだからこれは、物好きな綾乃がこのお店をもっと好きになってくれるようなプレゼンというかさぁ……!」

綾乃「私は物好きなんかじゃありませんっ!!」ぺちん

京子「ひえーー!」


ついに手を出してしまった綾乃はハンドバッグを手に取り席を立つと、やばいやばいとあせる二人に向けて言い放った。


綾乃「やっぱりバーなんて……新参者に厳しい嫌味な場所なんですね!」

結衣「えっ、ええっ!?」


綾乃「何もわからない私を子ども扱いして、変なこと言わせて遊んだり、物好きなんて見下してきたり……! バーで牛乳なんか飲む人いないことくらい、私にだってわかります!! 私をもてあそぶためにわざわざ用意したんでしょう!?」びしっ

結衣「ちっ、違うよ! これは本当にこいつが飲むからで……!」


綾乃「親切な人たちだと思ったのに……やさしい人たちだと思ったのに、バカみたい! 好きだった人に別れてまであなた選んだ私が、バカみたい……!」ぽろぽろ

京子「好きな人……??」


綾乃「こんなお店、そりゃお客なんか来ないでしょう! お客をもてあそぶ店なんて、これから先も絶っっ対繁盛しないわ!」

結衣「」ぐさっ


きつい言葉をかけられてしまい、それでも完全に否定ができない結衣は立ち尽くすしかなかった。

どうしようどうしようとあわてている京子に向かって、綾乃は最後の言葉を放った。


綾乃「歳納京子……やたら毎日やってくる変な客っていうのは本当のようね!! その名前、忘れない……! 私をこんな目に合わせたこと、絶対忘れませんから!!」ばっ

京子「綾乃っ、待って!!」

綾乃「待ちません、さようなら!!」だっ


くるりと身を翻して、綾乃は出口のドアに向かった。

そのとき……建物の構造上、入りが押し戸で出るとき引き戸のドアノブを綾乃が持とうとした瞬間、思い切りドアが開け放たれた。


綾乃「きゃっ!!」ごーん

結衣・京子「「ああーっっ!!?」」


ちなつ「マスターこんばんは〜〜! 今日もお仕事早く終わったので来ちゃいまし……きゃーー!! 誰か倒れてる!!」


やってきたちなつが元気よく扉を開け放ち、そしてそのドアが綾乃の額にクリーンヒット……頭を強打した綾乃はそのままふらふらと倒れてしまった。


京子「あ、あやの〜〜〜!! しっかりしろーー!」

結衣「大丈夫か!? 救急車か!? あ、でも救急車なんか呼んだらお客が余計来なくなるかな……でもそんなこと言ってる場合じゃないのか……?」

ちなつ「こ、この人昨日の人じゃないですか! なんでこんなところにいるんですか!? まさかマスターのかっこよさに惹かれて常連化するんですか!? きゃーライバル出現!!」

京子「そんなこといいから皆も助けろーー!!」

綾乃「う、う〜ん……」ぴよぴよ


最後くらい捨て台詞と共に格好つけて去ろうとした綾乃だが、そのまま気を失ってしまい……恥ずかしいその場から消えることもできずに、皆に介抱され続けた。


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