過去ログ - 【ゆるゆり】BAR Funamiの日常
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/11/09(月) 00:44:43.93 ID:Ms5wpsxYo
結衣「……で、その後ようやく目を覚まして、もう立つ瀬が無くなって吹っ切れたのか、怒りがどこかへ行っちゃったのか……私が酔いつぶれるまで奢りなさい! って、京子につっかかってたんだ」
京子「大変だったよ……バーなんか来たことないって言ってたのに、結構呑むんだもん綾乃。しかも高いお酒をさ……諭吉がとんでっちゃった」
あかり「ふふ、あかりがいない間に、面白いお客さんが来たんだねえ」
結衣「面白いっていうか……あのお客さん自体は普通の人だと思うんだけどね」
翌日やってきた京子は、昨晩の綾乃のことをあかりにも説明してあげた。話を聞いているだけのあかりは、一連の騒動にただただ楽しそうな印象しか受けていないようだ。
結衣「こんなお店は絶対繁盛しない! って言われちゃったよ……もうほんと反省した」
京子「私もずっと睨まれててさー……久々にあんなに人を怒らせちゃったよ。ビンタまでもらっちゃったし」
結衣「これに凝りたら、もう絶対他の客に絡むなよな。次やったら今後一切出入り禁止だ」
京子「えーそんな〜!」
あかり「あかりももう一回そのお客さんに会いたかったけど、そんなに怒ってたんじゃあもう来てくれないのかな……」
結衣「99%来ないと思う……残りの1%は慰謝料をふんだくりに来ちゃう確率だよ」
京子「もったいないことしたなぁ……あんな人がずっといてくれたら私も暇しないし、このやかましいバーにも気品が出ると思ったのに……」
結衣「やかましいのはお前だけだ! っていうか、お前は自分以外の客をなんだと思ってるんだ……!?」
京子「いやあ、でも可愛い人だったのは事実じゃん?」
そんな話をしていると、まだちなつが来るには早い時間なのにドア飾りがカランコロンと鳴った。
皆がドアのほうを振り返るより先に、大きな声が飛びこんでくる。
「としのーきょーこーーっ!!」
京子「うわーーーー!? 来たーーーー!///」
元気な声と共に現れたのは、今日は一変してスーツ姿でびしっと決めた、仕事のできそうな出で立ちの綾乃だった。ヒールをつかつかと鳴らして、おとといも昨日も座った席につく。
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