過去ログ - 【ゆるゆり】BAR Funamiの日常
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33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/09(月) 00:58:03.88 ID:Ms5wpsxYo
あかり「櫻子ちゃん、これもしかして……向日葵ちゃんへのプレゼント……?」

櫻子「…………」こくり



櫻子「……向日葵にばれないように、お仕事の時間少し増やしたりしてお金ためて……作ったの。6月16日……あいつの誕生日だから」

あかり「…………!」


櫻子「そっか、それが入ってたらあかりちゃん受け取りづらいよね。ごめんね」

あかり「だ、だめだよぉ! これはちゃんと向日葵ちゃんに渡さなきゃ……!」

櫻子「いいんだよ、あんなやつ……私から離れていこうとしてるんだから」



あかり「櫻子ちゃん……向日葵ちゃんは、本当はそんな気全然ないんだよ……?」

櫻子「えっ……」


あかり「向日葵ちゃんはね、最近よくバーに来てくれるけど……お酒が入ると、いっつも櫻子ちゃんのお話ばっかりしてるの」

櫻子「…………!」


あかり「毎日毎日、櫻子ちゃんのことばっかり……愚痴も言うけど、本当はこんな子なんですわとか、今頃何してるのかしら、とか。結衣ちゃん……あっ、マスターなんて、櫻子ちゃんに会ったことないのにもう櫻子ちゃんのこと詳しく知ってるくらいだもん」

櫻子「向日葵が……」


あかり「最近帰りが遅かったのは、これだったんだよね? この指輪を作るために、いろんなお店回ったりお仕事したりしてたんだよね……?」

櫻子「そ、そうなの! うちのねーちゃんに色々聞いたりして、お店紹介してもらったりして……!」


あかり「じゃあそれをちゃんと言わなきゃ……向日葵ちゃんに。ちゃんと言えば、わかってもらえるはずだよぉ」

櫻子「でも……誕生日、まだ一ヶ月も先だもん……」

あかり「もうしょうがないって。仲良くないままお誕生日になるよりは、ちゃんと仲直りしてから迎えた方が良いに決まってるよ。ちがう?」

櫻子「ちが……くない……」


あかり「向日葵ちゃんはね、櫻子ちゃんがいなくてさびしかったから、櫻子ちゃんに同じ気持ちになってほしくて、わざと一人でバーに通ってたんだって。昨日言ってたの」

櫻子「なっ……!///」


あかり「向日葵ちゃんは、櫻子ちゃんから離れようなんてしてないの……だから、ちゃんと仲直りしよ? よかったら今からバーに来ない? ほら、おいしいパンもあるから」

櫻子「わぁ、おいしそう!」

あかり「えへへ、うちはお酒が飲めなくても楽しめるとこなんだよぉ」

櫻子「そうなんだ……昨日の所だよね?」

あかり「そうそう。あっ、そういえば……あかりが配った名刺が喧嘩の原因だったんだっけ……」

櫻子「そんなの気にしないでよ! あのおかげであかりちゃんとも知り合えたんだしさ」


あかり「ふふ、今思い出したけど……あのとき櫻子ちゃんに名刺を渡したの、指輪屋さんの前だったね♪」

櫻子「あれっ……そうだっけ?///」



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