過去ログ - 【ゆるゆり】BAR Funamiの日常
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51:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/09(月) 01:18:09.80 ID:Ms5wpsxYo
京子「……っ!」ばっ

りせ(っ!!)


京子さんはある曲がり角で、急速に方向転換して走り出しました。

祈っていたことが本当に起こりました。京子さんは足が速いですが、それでも私は逃げていく後ろ姿をはっきりと確認できました。

今日は撒かれない―――絶対に離されない!

今回は身につける荷物も最小限なので、全力のダッシュで追うことができます。


ひょいひょいと角を曲がっていく京子さんを、逃がすものかと食いつくように追っていくと……京子さんは、私が一番予想しなかった建物の中に入っていきました。


りせ「っ!?///」がーん


―――そこは、西垣探偵事務所でした。


「驚いた?」

りせ「!」びくっ


すぐに階段から降りてきた京子さんは、間違いなくこっちに向かって話しかけてきていました。

あまりの予想できない行動に驚愕するよりも、私は得体の知れない恐怖で足がすくんでしまいました。


京子「西垣探偵事務所、西垣奈々が助手。名前はなんだったかなぁ……あ、松本りせ!」

りせ「…………!?」


京子「まあこんな時間にこんなところで立ち話もなんだしさ……中にいれてよー」ぽん


京子さんは私の肩に手を置いて、息が切れて上下している私の頭をまるで親のように撫でると、中に入れさせろと催促してきました。


私は先生と違って、護身できるような術は身に付けていません……ここは京子さんの言う通りにするしかありませんでした。




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