過去ログ - 後輩「手……繋ごう……?」 先輩「あざとい。やり直し」
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1: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:14:34.21 ID:G9os1yLl0
昼休み 3年生教室
後輩「ダメですかー? 先輩の言った通りにやったんですけど……」

先輩「私は上目遣いしてないし、舌足らずな喋りかたもしてないんだけど」

後輩「私もしてませんよ!」

先輩「なら、無意識のうちにしてたってこと? それは重症だわ」

後輩「……先輩、厳しすぎます」

先輩「自分が聞いてきたんでしょ? どうやって手を繋ごうって言えばいいか」

後輩「そうですけど……」

先輩「そもそも、どうしてそんなこと聞きたいの?」

後輩「私、同じ学校に通ってる人と付き合って、手繋いで帰ったりしてみたいなーって、中学の時から憧れてたんです。だからその練習をしようと思って」

先輩「そういう憧れを持ってて、なんで女子高に入学したのよ」

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2: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:15:50.84 ID:G9os1yLl0
後輩「それは、その……」

先輩「女の子が好きとか?」

後輩「はい……」
以下略



3: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:18:15.23 ID:G9os1yLl0
先輩友「おー。イチャイチャしちゃってー」

先輩「ちょっとやめてよ。この子が一方的に……」

先輩友「あー。はいはい。ほら、パン買ってきたから食べよ」
以下略



4: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:19:35.40 ID:G9os1yLl0
先輩友「そういや、なんの話してたの?」

先輩「くだらない話」

後輩「そんなことないですし!女子高生にとっては重要案件ですし!」
以下略



5: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:21:14.70 ID:G9os1yLl0
先輩友「手を繋ごうの言いかた?それは聞く人が間違ってるね」

先輩「なんでよ」

先輩友「だって、手繋いだことあるの?」
以下略



6: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:22:10.12 ID:G9os1yLl0
先輩友「ほら、やっぱり参考にならないじゃん」

先輩「そういうあんたはどうなのよ」

先輩友「あるよー。それもつい最近」
以下略



7: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:24:07.37 ID:G9os1yLl0
先輩「あんたも人のこと言えないじゃない。弟と手繋ぐとか、どんだけブラコンなのよ」

先輩友「でも、私はリアルだもん。テキスト上のあんたよりはマシでしょ」

先輩「後輩はどっちがマシだと思う?」
以下略



8: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:25:43.51 ID:G9os1yLl0
放課後
後輩「せんぱーい!」

先輩「……なに?」

以下略



9: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:27:04.61 ID:G9os1yLl0
先輩「それで何の用?」

後輩「帰りにカフェ寄りませんか?」

先輩「昨日も行ったじゃない……」
以下略



10: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:28:04.25 ID:G9os1yLl0
後輩「じゃあ、行きましょうか」

先輩「ちょっと待ちなさい」

後輩「どうしたんですか?」
以下略



11: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:30:57.50 ID:G9os1yLl0
後輩「あー、幸せだなぁ……」ギュ

先輩「まったく……。あんたは私の子供かっつうの」ナデナデ

後輩「えー。違いますよー」
以下略



12: ◆LbeDggmp36[sage]
2015/11/10(火) 01:32:06.40 ID:G9os1yLl0
先輩「お別れって大袈裟な……」

後輩「でも、地方の大学に行くんですよね?」

先輩「……どうして知ってるの」
以下略



13: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:32:54.33 ID:G9os1yLl0
後輩「やっぱり、隠そうとしてたんですね」

先輩「違うの……」

後輩「じゃあ、なんで教えてくれなかったんですか?」
以下略



14: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:33:48.91 ID:G9os1yLl0
後輩「……」

先輩「ずっと、あなたの事が好きだった。でも、隠してきて、これからも言わないつもりでいたけど……」

先輩「大学を決めたとき、卒業したら後輩とそんなに会えなくなるのはわかってた。だから、せめてそれまでの間は後輩のこと独占したいくて……」
以下略



15: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:34:31.90 ID:G9os1yLl0
後輩「……言ってくれれば良かったのに。まぁ、私はその依頼は絶対受けませんけど」

先輩「そう、よね……」

後輩「まぁ、卒業までっていう限定がついてなきゃ良かったんですけどね」
以下略



16: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:35:11.24 ID:G9os1yLl0
先輩「いいの……?」

後輩「会いたくなったら、会いに行けばいいんです」

先輩「でも……」
以下略



17: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:36:17.43 ID:G9os1yLl0
後輩「落ち着きました?」

先輩「なんとかね……」

後輩「それは良かったです」
以下略



18: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:37:04.70 ID:G9os1yLl0
後輩「先輩も元気になりましたし、そろそろカフェ行きますか」

先輩「そうね……」

後輩「私、パフェ食べようかなー。でも、昨日も食べたしなぁ……。先輩、どうしたらいいと思いますかー?」
以下略



19: ◆LbeDggmp36[saga]
2015/11/10(火) 01:37:36.74 ID:G9os1yLl0
以上です。
ありがとうございました。


20:名無しNIPPER[sage]
2015/11/10(火) 01:49:19.13 ID:CpSoS1fw0
乙!

なんか最後急だったけど疲れたか?
良い雰囲気だった!


21:名無しNIPPER[sage]
2015/11/10(火) 01:54:18.67 ID:bsC6FMjXo
おつ


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