過去ログ - 速水厚志「5121プロの日常」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/10(火) 01:53:27.95 ID:dgdyVD3s0


……
−ライブ会場、ステージ袖


原『雨上ーがりのSUNDAY 街はロマンティックなトキメキ♪ めぐりーあいは』


厚志「……はぁー」

舞「どうした。緊張しているのか?」

厚志「舞……」

舞「そんな顔をするな。自信を持て。胸を張れ。しょぼくれていても、ファンは喜ばんぞ」

厚志「うん……分かってるんだけど。……本当に、僕でよかったのかな、って。僕がユニットリーダーで。僕が……アイドルで」

舞「…………厚志よ、聞け。……竜は、あれはただのとかげだが、飛ばねばならぬから飛ぶのだ。火を吹かねばならんから火を吹くのだ。誰にも負けられないから、強いのだ」

厚志「……はじめから、アイドルな人なんていない。ってこと?」

舞「そうだ。我らはただの人だが、ファンのために輝きたいと思った瞬間から、ただの人であることをやめるのだ。……厚志、お前はどうだ」

厚志「……うん。ありがとう、舞」

舞「礼などいらぬ。ただファンの前で、絢爛たる舞踏を舞ってこい。それがこの……5121プロ大絢爛舞踏祭での、お前の役割だ」

厚志「うん。行ってくる……! 舞」

舞「なんだ」

厚志「……きみが僕の最初のファンだ。だから、一番にきみを想って歌い、踊るよ」

舞「……たわけ」


茜「なにやってんだ! 僕らの出番だぞ! 早く来い速水!」

厚志「ごめん! すぐ行く!」

タッタッタッタ……



舞「わたしがお前のファンなら、そなたは……わたしのカダヤだ。その輝き、しっかりと見せてもらうぞ」




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