46:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/11(水) 00:13:21.12 ID:BRoeWTnho
―
――
――――
――――――
鳥の鳴き声で、目が覚めた。
視界に光が入ってくる。優しい光は朝の陽ざし。夏の朝は早い。うだるように熱い日中に比べれば、早朝のなんと過ごしやすいことか。
けれど心地よい毛布の感触には敵わなくて、どれだけ暑くてもこちらの方が愛しく思える。
きっと時刻はちょうど6時くらいだろう。時計を見なくてもなんとなくわかった。
こんな早くから起きることはない。今日も私は、夏休みなのだ。
二度寝しようと思って、毛布を引っ張った。
その先に、毛布にしがみつく重い感触があった。
結衣「ん……」
京子「……」すぅ
結衣「京……子……」
目の前に、安らかに眠る京子がいた。
手を伸ばすと、京子の腕に触れた。
結衣「……きょうこ……」
京子「ん……」
56Res/70.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。