過去ログ - 幼なじみ「ねぇ、勉強教えてくんない」男「いいけど」
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6:名無しNIPPER
2015/11/11(水) 11:40:02.56 ID:gP7lzX890
「はい。これ頼んだぜ」

すっ、と持っていた傘を渡してくる。はいはい、と言って俺は傘を開いた。

歩き出してすぐ、不破が俺を足を小突く。

「ちょっと寄りなって」

「へいへい」

左半身だけがチリチリと焼かれながら家路につくことになる。これはこれでつらい。

日焼け対策なのか、夏だというのに長袖のシャツをつけていて

手の甲の半分まで隠すように命いっぱい伸ばしている。

俺には横顔が見える形になる。彼女の薄い唇はきゅっと結ばれ

何かを考えこむような色だった。長い睫と涙袋を持つ瞳はいつも俺の目を引く。

彼女は視視線には気付いていないのか、ねえ、と向きを変えぬまま、口を開いた。



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