過去ログ - オレの名は天龍。フフフ、怖いか?
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1: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:27:49.33 ID:daaQCP36O
天龍「って言っても今更誰も怖がらねえか」

天龍「俺も最近は戦闘よりも駆逐艦たちの子守りがほとんどだしな」

天龍「懐いてくれるのはうれしいんだけどなんだかもやもやするなあ」

天龍「なんか自信なくなってきたのかなあ」

天龍「あーやめやめ!今日は休暇貰って街にでもでて気晴らしでもすっか!」

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2: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:28:26.22 ID:daaQCP36O
天龍「あぶねえ、駆逐艦の奴らまで休暇をとってついてこようとするだなんて…龍田が止めてくれてよかったぜ」

天龍「しかし案外簡単に休みもらえたな」

天龍「まあそんなに大きな仕事抱えてるわけでもないしな」
以下略



3: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:29:01.85 ID:daaQCP36O
天龍「街のはずれにあるから誰も来なくていいんだよな」

天龍「龍田にも教えていない場所だからな」

天龍「きっと教えたら「天龍ちゃんにそんな一面があったなんてー」って言うにちがいねえ……」
以下略



4: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:29:43.17 ID:daaQCP36O
天龍「そうこう考えているうちについたぜ」

天龍「ここの景色見るとなんつうか、心が落ち着くんだよなあ」

天龍「今日も俺の特等席でくつろぐとするか」
以下略



5: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:30:53.50 ID:daaQCP36O
おっさん「ああ?ここはじょうちゃんの特等席なのか?」

天龍「そうだよ、この場所は穴場だからな。たまにこうしてこの景色を見にくるのさ。というかおっさん声大丈夫なのか?」

おっさん「そんならほら、譲ってやるよ。それに声はもともとこういう感じなんだよ」
以下略



6: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:31:25.51 ID:daaQCP36O
天龍「そうか?そういや自己紹介がまだだったな」

おっさん「自己紹介?」

天龍「オレの名は天龍。フフフ、怖いか?」
以下略



7: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:32:00.67 ID:daaQCP36O
おっさん「俺はな今まで頑張って続けてきたことをやめるんだ」

天龍「どうしたんだよ急に。話さないんじゃなかったのか?」

おっさん「気が変わったんだよ」
以下略



8: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:32:26.53 ID:daaQCP36O
おっさん「意外だろう。しかし今まで支えてくれてきた妻が病気になってしまってな」

天龍「病気…それで今度はおっさんが奥さんを支えてあげるのか…」

おっさん「そういうことだ。それで今までの俺の思い出をこの景色を見ながら思い返してたところだ」
以下略



9: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:32:52.24 ID:daaQCP36O
天龍「言うけど笑うなよ?」

おっさん「笑われるような悩みなのか?」

天龍「そういうわけでもないけど、いやそういうわけかもしれないが…」
以下略



10: ◆UKP3F95F2.[saga]
2015/11/11(水) 15:33:25.42 ID:daaQCP36O
おっさん「ずいぶんと曖昧な表現だな。じょうちゃん」

天龍「俺よりも優秀な奴がバンバン活躍しているのに俺はずっと子守りで、一生このままなのかなって」

おっさん「……」
以下略



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