過去ログ - 【咲‐Saki‐安価】逸‐ITSU‐ 第四局【オリキャラ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲‐Saki‐安価】逸‐ITSU‐ 第四局【オリキャラ】

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170: ◆7Wolp74API[saga]
2016/01/10(日) 18:38:13.30 ID:gXdNmTZk0
◆照と美岐の初々しい恋愛事情

ざわ……ざわ……

男「な、なあ……照と倉本さんって付き合ってるのか……？」

親衛隊員「お前知らないの？　あいつ、美岐ちゃん親衛隊長なんだぜ？
それで家が近所らしくてさ、登下校中の天使の保護を義務付けられているんだ」

女子A「うっわ……そういうの引くんですけど」

女子B「男子っていつもあんななのかな……倉本さんもストーキングされて可哀相だけどさ」

照「俺って……俺ってストーカー扱いされてるの……！？」ｳﾙｳﾙ

涙にくれる俺、須山照。
悔しいよ、俺は今猛烈に悔しいよ！！

何で付き合ってるだけなのにストーカー扱いされてるわけ！？　Why！？

美岐「照……大丈夫だから、照はストーカーなんかじゃないから」

照「じゃあ何！？　俺って美岐の何なの！？」

美岐の事だからちゃんと「彼氏」とか「恋人」って言ってくれるよな、な？

美岐「ただの幼馴染よ……何で男ってそういう妄想するわけ？
はっきり言ってそれ以上の付き合いとか　な　い　か　ら　」

数秒の沈黙の後。
俺は悶絶して机に突っ伏し、泣いた。
何時間か分からないくらい泣いた。
授業中も先生に心配されながら泣いた。
昼休みは飯も食べずにずっと泣いた。
午後の体育では走りながら泣いた。
放課後は帰り道で泣いた。

そうだ……俺は振られたのだ……
愛想を尽かされたのだ……
終わり、終わり、全てオワリ……（目のハイライトオフ）

夜、美岐に電話したが反応なし。
家に押しかけるのは迷惑だからパスし、俺は悲しみの中で眠りについた。

翌朝、俺の枕は水に浸けたタオルのように濡れていた。
もうどうにでもなれってんだ。

そのまま学校へ行こうとドアを蹴り飛ばす、と同時に目を見開き口をあんぐりと開ける。
何と何と大逆転、美岐が手を振っているではないか。

照「良かった！　俺まだ振られてなかったよ！」

喜んだのもつかの間、美岐の表情が曇る。
ああ、昨日のことで謝るとかそういう感じかな。

美岐「何で……何で私が照を振るとか考えるわけ……？」ｸﾞｽｯ

照「はい？」

予想外。
美岐を泣かせるなんて……生涯最大の恥だ。
でもくっそ可愛いからいいかな。

美岐「私……照が最初で最後の彼氏なんだから……
　　　そんなこと言わないでよ……寂しいよ……」ｳﾙｳﾙ

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