71:pymrWAtk0 ◆uw7jgUhXV.[saga]
2015/11/24(火) 23:41:41.81 ID:E02VCAtQ0
刹那、二つのカラダは真逆に跳ねた。避けた、といった方が正しいか。
「っぶねぇな、何者だテメェ!」
二人を襲ったものがそこにはあった。深海棲艦ではない、人。それも少年であった。
体躯はそこまで大きくはない。むしろ少し華奢なように見える。黒い、学生服に身を包んでおり、夜の闇に融けるようだった。
「通りすがりの殺人鬼にございます。人にしてはなかなかやるじゃないか。」
「あいにく俺らはただの女子じゃなくってな、それなりに場数は踏んであんだ」
殺人鬼、彼はそう言った。
ガキィン!
剣閃を軍刀で受け止める。
「俺を忘れるな!」
木曾も加勢に入るがこちらの攻撃はことごとく躱される。
「どうなってやがんだ、消えるように避けやがって」
致命打は与えさせないものの、徐々にこちらの体力が奪われていく。
「盛り上がりに欠ける、もう少しやるものだと思っていたが。ならここで終わりだ、弔毘八仙―――無情にh「カット」
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