162:名無しNIPPER[sage]
2015/12/11(金) 16:55:33.67 ID:XWhyejl+o
阿呆の血が騒ぐな
163:名無しNIPPER[sage]
2015/12/12(土) 20:17:12.37 ID:027mnIw+o
おつ
164: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 21:13:25.96 ID:/Ef9P6re0
>>161
一つ一つお話が短く短編のようなものなのでどちらかというと、《狐》編が序章で《狼》編が第一章といった感じでしょうか。
>>162
一瞬なにかと思いましたが有頂天家族ですね。
165: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 21:15:34.93 ID:/Ef9P6re0
*
166: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 21:36:57.68 ID:/Ef9P6re0
お祓い師「……痛い出費だったんだぞ……」
狐神「まあまあ、“同行者も増えた”わけじゃし、馬だけではどうにもならなかったじゃろう」
狼男「な、なんか申し訳ないです」
167: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 21:58:49.30 ID:/Ef9P6re0
狼男「……旦那、なんか大変ですね」
お祓い師「……その敬語やめてくれよ。歳は大して変らないだろ」
狼男「いえいえ。こんな自分に同行許可を出してくださったんですから、これは当然の態度です」
168: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 22:28:51.63 ID:/Ef9P6re0
狐神「じゃから、あの狼男に同行許可を出した事がじゃ」
狐神「おぬしの同業者に見つかったら面倒なことにならんのか」
お祓い師「十中八九、面倒事になる気がするが……」
169: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 22:33:40.07 ID:/Ef9P6re0
狐神「……で、次の目的地はどこなんじゃ」
お祓い師「あー、少し南下するつもりだ」
お祓い師「最近、強力な物の怪の被害がかなり出ているらしいからな。聞きつけて親父が来ているかもしれない」
170: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 22:38:41.68 ID:/Ef9P6re0
狼男「あ、姐さん。一つ聞きたいことがあるんですけど、いいですか」
狐神「ん、なんじゃ?」
狼男「あの夜、どうやって俺の場所を探しだすことが出来たんですか。まさか気配を察知できるまで虱潰しに……」
171: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 22:42:37.90 ID:/Ef9P6re0
狐神「そこでわしは、無事に旅人が峠を越えられるようにとあの社に祀られたのじゃ」
狐神「わしの力は『目的地にたどり着かせる力』じゃ。あの晩は、わしらの探す狼男の場所を目的地と設定して力を使ったのじゃ」
お祓い師「目的地にたどり着かせる力……?」
172: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2015/12/12(土) 22:47:37.49 ID:/Ef9P6re0
お祓い師「……いや、いいさ。今まで通りゆっくり旅をしながら探すさ」
お祓い師「同行者もいて退屈しないしな」
狐神「……おぬし……」
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