285: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 21:53:05.75 ID:7c49IOOh0
狼男「ところで姐さんは好物とかありますか」
狐神「わ、わしか?……ううむ、美味いものなら何でも好むが、特に油揚げが好きじゃの」
狼男「あぶらあげ、ですか……」
286: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:04:46.85 ID:7c49IOOh0
狼男「いえいえ。姐さんは元気がいいほうが似合ってますから」
お祓い師「まあ確かにこいつなら、飯をあげればすぐに元気になるな」
狐神「どういう意味じゃ」
287: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:11:38.26 ID:7c49IOOh0
*
288: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:20:48.52 ID:7c49IOOh0
狼男「いやあ、役得だなって思って。背中にそのたわわなものが当たっているじゃないですか」
お祓い師「……お前はもう少し真面目なやつだと思っていたんだが」
狼男「男児たるもの女体には正直に反応すべきです」
289: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:27:06.00 ID:7c49IOOh0
お祓い師「俺の部屋は奥だったな」
狼男「明日の出発はいつにしますか」
お祓い師「まあこいつが起き次第だろ。朝食をどこかでとってから出発する」
290: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:32:45.50 ID:7c49IOOh0
お祓い師「よっと……」
お祓い師「こいつの帽子を取る係みたいになってんな」
お祓い師「たっく、よっぽど歳上のくせにガキみたいなことで悩みやがって。よくこんな奴が数百年も生きてこられたもんだな」
291: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:38:05.11 ID:7c49IOOh0
お祓い師「それまでは俺も死なないようにする」
お祓い師「……だからお前はそれまでに自分を見つけられるようになってくれ」
お祓い師「…………」
292: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:41:11.23 ID:7c49IOOh0
狐神「……のう、みなよ……」
お祓い師「…………」
お祓い師「はあ……、おい狐神」
293: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:44:28.94 ID:7c49IOOh0
*
294: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:47:54.35 ID:7c49IOOh0
お祓い師「まあ確かに、皇国人は酒に弱いと聞いたことがあるな」
狼男「二日酔いに効くという漢方を女将さんからもらってきましたよ」
狐神「い、いただこう……」
295: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/01/18(月) 22:51:23.75 ID:7c49IOOh0
狐神「……?」
狼男「あ、そういえば次はどこに向かうんですか」
お祓い師「ああ、もう少し南下するが、地図でいうこの辺で西の方に行く」
977Res/470.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。