473: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:01:41.01 ID:V3khLlu10
狐神「…………」
狐神「わしだって……、わしだって本当ならば……」
お祓い師「なら……!」
474: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:06:34.96 ID:V3khLlu10
狐神「……思ったよりも早く諦めたのう」
お祓い師「……お、俺は冒険物語の主人公じゃないんだ」
狐神「…………」
475: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:08:45.77 ID:V3khLlu10
狐神「いや、一応取りに戻ってみてはどうじゃろうか」
狐神「わしの力で馬車ごと街から出ることが可能かもしれぬからな」
お祓い師「……そう、だな」
476: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:10:45.49 ID:V3khLlu10
*
477: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:21:20.66 ID:V3khLlu10
お祓い師「ああ、だが……」
役所の快活な受付嬢「……いや、いいんだ。それに捕まっちゃったのはそっちの連れも同じでしょ?」
お祓い師「……なあ」
478: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:28:43.73 ID:V3khLlu10
お祓い師「……そうか」
お祓い師「俺たちは少なくともこの街ではお尋ね者になってしまった」
お祓い師「今すぐにでもここを発つつもりだ」
479: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:35:14.89 ID:V3khLlu10
*
480: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:44:34.92 ID:V3khLlu10
狐神「あの騎士の言っていた、おぬしの中の“別の何か”のことじゃ」
お祓い師「…………」
狐神「わしも違和感は感じておったし、今まで相対した奴らもおぬしのことを何かおかしいと感じておるようじゃった」
481: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:47:27.59 ID:V3khLlu10
お祓い師「……何を根拠に」
狐神「根拠などあらん。しかし、その力の可能性にかけてみようとは思わなかったのかの?」
お祓い師「あの二人を助けだすという選択肢を最初に捨てたのはお前の方だろうが……!」
482: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/17(木) 22:54:12.17 ID:V3khLlu10
狐神「なんじゃその反応は!」
狐神「それは肯定と取っていいということじゃな!?」
お祓い師「だったら、なんだっていうんだよ!」
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