521: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 21:53:54.96 ID:mFiGrpK90
*
522: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 21:58:37.43 ID:mFiGrpK90
お祓い師(日が昇った時のこいつの体調次第で、この先どうするかを決めるしかないな)
お祓い師(もし再びあいつと交戦した場合のことだが、どうする……)
お祓い師(あの風の発生源は大天狗の扇子とやらで間違いないだろう。ならばあれを狙うか……?)
523: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:00:35.10 ID:mFiGrpK90
お祓い師「…………」
お祓い師「……うるせえ」
お祓い師?『“あの人の息子ならば”出来て当然だ』
524: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:01:45.77 ID:mFiGrpK90
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525: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:06:29.19 ID:mFiGrpK90
お祓い師?『嘘だな』
お祓い師?『俺はお前だからよく分かっている』
お祓い師「嘘をつくな……!俺は俺だ……!お前に俺のことなどわかるものか……!」
526: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:11:16.37 ID:mFiGrpK90
お祓い師「黙れ!」
お祓い師『滅却!!!』
お祓い師?『……ムキになるなよ。それは肯定しているようなものだろうが』
527: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:17:07.17 ID:mFiGrpK90
お祓い師?『──お前、いや俺はもう少し自分を理解する必要がある』
お祓い師「な……!?」
お祓い師(効いてないだと……!?そんな馬鹿な……!)
528: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:20:08.96 ID:mFiGrpK90
お祓い師「くっ……!?」
赤顔の天狗「儂から逃げきれるとでも思ったか」
お祓い師『滅却ッ……!』
529: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:25:59.26 ID:mFiGrpK90
赤顔の天狗「……なんだ、そんなことか」
赤顔の天狗「まあよい、冥土の土産に教えてやろう」
赤顔の天狗「儂や、貴様が扱う特殊な力。これはそう簡単に習得できるもではない」
530: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:28:23.71 ID:mFiGrpK90
赤顔の天狗「つまりは、だ。貴様がそのうちに宿している力、まあ生まれ持った強い力があるわけだが……」
赤顔の天狗「どういうつもりかは知らんが、貴様はそれを使うことを放棄し、別の力を修めることにしたようだ」
赤顔の天狗「貴様は既にその別の力を行使するための身体に、魂になってしまった」
531: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/03/29(火) 22:32:31.87 ID:mFiGrpK90
赤顔の天狗「……ム」
赤顔の天狗「……いや待て、そうだ。あの狐はどこだ。姿が見えぬ」
お祓い師(そ、そういえばあいつはどこに……)
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