650: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:02:14.96 ID:r4oAqWo50
お祓い師「それは、どういう……」
フードの侍「…………」
泣いている幽霊『あ、あの。どうかしたのですか……?』
651: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:05:05.99 ID:r4oAqWo50
泣いている幽霊『……わかりました』
泣いている幽霊『……えっと、その……』
泣いている幽霊『……出ておいで、私の子……。……お母さんはここにいますよ』
652: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:07:17.21 ID:r4oAqWo50
泣いている幽霊『……あ、あの』
泣いている幽霊『……本当にありがとうございました』
お祓い師「……ああ」
653: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:08:53.47 ID:r4oAqWo50
*
654: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:11:21.03 ID:r4oAqWo50
お祓い師「ああ、一応一緒に仕事をした仲だからな。完遂祝いを一緒にやりたかったところなんだが……」
お祓い師「まあ、お前のことがあるから店で食うのは断念して帰ってきたわけだ」
お祓い師「せっかくだからここで一緒に飯でも食うかって誘ったんだが、お前は構わないか」
655: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:12:54.58 ID:r4oAqWo50
フードの侍「…………」
狐神「単刀直入に聞くが、おぬし、猫じゃな? 更に言うならば猫又じゃろう」
フードの侍「……!」
656: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:14:24.54 ID:r4oAqWo50
狐神「まったく、そのオドロオドロしい声も止めぬか。何をそこまで隠しているのか知らぬが……」
狐神「それで? 面白いとは、何がじゃ」
フードの侍「(幽霊を発見した時、まず祓うのではなく、原因を調査し成仏させる方法を選んだ)」
657: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:17:11.46 ID:r4oAqWo50
フードの侍「…………」
フードの侍「(なに、他人の愛する男を寝とるような真似はしない)」
狐神「あっ……!?」
658: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:18:19.39 ID:r4oAqWo50
狐神「おい、どういう意味じゃ!!」
お祓い師「いや、すっかり元気になってくれたようでなによりだ」
狐神「そんな言葉で騙されんわ馬鹿タレ!!」
659: ◆8F4j1XSZNk[saga ]
2016/05/17(火) 19:19:09.85 ID:r4oAqWo50
《現状のランク》
A1 赤顔の天狗
A2 辻斬り
A3 西人街の聖騎士長
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