670: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:42:49.05 ID:71+XzVX10
狐神「……で、気になる記事でもあったのかの」
お祓い師「……ああ、これだ」
狐神「ふむ……?」
671: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:49:38.43 ID:71+XzVX10
お祓い師「まあ教会に対抗するという基礎理念は同じだから、今は殆ど同化しているのかもしれないがな」
狐神「ほう」
お祓い師「暴徒は罪人の収監所を襲撃、数名が脱獄、か……」
672: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:51:56.32 ID:71+XzVX10
お祓い師「本当に当時の残党かはわからないな。残党を名乗る別者かもしれないし」
狐神「なるほどのう……」
狐神「……そういえばおぬし、今日は女将に何か用があると言っておらんかったかのう?」
673: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:52:49.96 ID:71+XzVX10
狐神「……ではなぜ……」
お祓い師「……なんというかな、もう少し整理したいことがあるんだ」
お祓い師「いま会っても、駄目な気がする……」
674: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:56:41.87 ID:71+XzVX10
*
675: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 22:59:20.74 ID:71+XzVX10
お祓い師「……帰って来てたのか」
若い道具師「ええ、昨日にはもう依頼は完遂していたので」
お祓い師「あのなあ、急に話しかけてくるなよ。驚いただろう」
676: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 23:03:29.80 ID:71+XzVX10
狐神「……困った“人”、か……」
若い道具師「え、えっと、なにか変でしたかね……」
狐神「いや、この通り耳や尻尾から人でないことなど一目瞭然であろうに……」
677: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 23:14:36.11 ID:71+XzVX10
若い道具師「退魔師協会としては活動資金獲得のために教会の存在が必須です。ですからあなたのお父上のことを助けることはできない」
若い道具師「しかし上層部……、いえ、上層部という言い方はおかしいですね」
若い道具師「退魔師協会という組織には上層部などいない……」
678: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/05/27(金) 23:17:09.14 ID:71+XzVX10
若い道具師「つまりはあなたのお父上もそのうちの一人です」
若い道具師「ですから退魔師協会としては現状のようにふるまう事になるわけですね」
若い道具師「この退魔師協会自体があなたのお父上の同業者であり、それ故に考えていることとも理解できるんですよ」
679: ◆8F4j1XSZNk[saga sage]
2016/05/27(金) 23:26:38.74 ID:71+XzVX10
《妖刀》編スタートしました。
妖刀の持ち主が活躍します。
実は前回更新後すぐにパソコンが点かなくなってしまい、現在は何とか復旧しましたが少し手間取ってしまいました。
680:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/27(金) 23:38:43.45 ID:k6RAyrRso
乙ー
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