722: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 15:56:46.11 ID:zpnG6S/I0
フードの侍「ッ……!」
フードの侍(それだけはさせない……!)
フードの侍「…………」
723: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:08:07.14 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「いや、思い出したんだよ……。あんたとは以前に二度も会ったことがあるだろう?」
フードの侍「…………」
辻斬り「自分は飽きっぽい性格でね、取り逃がした奴も多いから中々思い出せないでいたんだけれども、いやあなるほど、あんたか」
724: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:14:40.92 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「…………」
辻斬り「……ああ、そういえば何故だ? 俺は、この刀以外を持とうとも思わないな……」
辻斬り「……ぐっ……!」
725: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:22:54.10 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「……ちょこまかと、逃げ足だけは一流だねえ。あの雌狐と被るよ」
フードの侍(こ、れがランクAの本気……!)
フードの侍(剣圧で地面が割れた……、こんなの流石に太刀打ち出来ない……!)
726: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:28:41.34 ID:zpnG6S/I0
フードの侍(まずい、な……)
辻斬り「苦しまないように、次は一撃で決めてあげるよ」
辻斬り「さあ……!!」
727: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:47:25.10 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「……もしかして、あんたの背中でぐったりしている雌狐が何か関係してる?」
お祓い師「……否定はしない。時間がないから早く終わらせてもらうぞ」
辻斬り「……格下のくせに妙に粋がるねえ……!」
728: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:54:58.47 ID:zpnG6S/I0
フードの侍「(心配するほどではない)」
フードの侍「(それよりもお前は)」
お祓い師「俺は平気だ。それよりもこいつを頼む」
729: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:57:09.20 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「クハハハッ、面白い!」
辻斬り「いかにして傷を塞ぎ、いかにしてそのような力を身につけたのかは知らないが……」
辻斬り「いま、この瞬間お前と対峙できていることに感謝する! ここまで面白そうな相手は久しぶりだ!」
730: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 16:59:54.29 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「なっ……!!」
お祓い師「燃えろっ!」
辻斬り「くっ……!!」
731: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 17:01:46.22 ID:zpnG6S/I0
辻斬り「ならば反応も出来ないような速さで、お前の体力が尽きるまで追い込めばいいだけのこと」
辻斬り「さあいくぞ……!」
お祓い師「……!!」
732: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2016/06/12(日) 17:03:48.51 ID:zpnG6S/I0
辻斬り(刀を手のひらで受けた、だと……!?)
辻斬り「……ふっ、だからといってどうということもない」
辻斬り「この通り刀は手のひらを貫通している。やはり肉体強化のたぐいではなかったか」
977Res/470.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。